講師プロフィール

CIクラス

  
ニナ・マーティン:Nina Martin (米国)
振付家、即興舞踊家、指導者。アメリカを始め、ロシア、オーストリア、オランダ等各国にて30年以上にわたり公演や指導を展開。即興集団Channel ZやNew York Dance Intensive, Lower Leftの創立メンバーで、現在はプロのダンサーや役者を対象とした交流・研修・上演を行うMarfa Live Artsを主宰する。90年代前半より国際舞踊夏期大学(東京)等にてCIや集団即興の指導に度々来日、その明解な指導法とユーモアあふれるトークに人気がある。大学での指導暦も長く、現在はテキサス督教大学(米・テキサス州)舞踊コースの専任教員を務める。自身の即興方法についての研究論文も発表し、指導法の理論化と即興の体系化を試みている。在フォートワース。

ニナ・マーティンのクラス内容
コンタクト・インプロヴィゼーション―身体/脳からのアプローチ

各クラスでは、新しい創造的な実践として、CIという形式の本質を深めてゆきます。他者と“調和して”踊りながら、どのように個人のリズムや流れを保つのでしょうか?本クラスでは、マーティン独自の“リワイア:ステイツ・ワーク”というシステムを用いて、コンタクトから生じる流れの中にある、様々なキネティック・ステイトとニューロロジカル・ステイトを試すことで、他者と踊る新しい方法を見つけてゆきます。
このキネティック・ステイトとは、身体各部位が本来、動こうとする欲求のままに動いてゆく状態で、クラスではそうした身体の欲求に耳をすまし認識する訓練を行います。また、ニューロロジカル・ステイトとは、脳(中枢)からの指令で動く状態で、できるかぎり意識を迂回し脳が作用する方法を訓練します。こうした探求から生み出されるダンスには偽りのない美しさがあり、表現の可能性への障壁となっている個人の癖を取り壊し、あなたのCIに新鮮なボキャブラリーを提供するでしょう。


  
アンドリュー・ワス:Andrew Wass (米国)

コンタクト・インプロバイザー、即興舞踊家、振付家、指導者。大学在学中にダンスを始める。2002年よりサンフランシスコ、ニューヨーク、ベルリン、東京等のフェスティバルで指導を行う。CIを取り入れた作品創作やビデオの制作も行い、各地のフェスティバルで上演及び上映。Lower Leftのメンバーとして活動を続けるほか、ナンシー・スターク・スミス、スコット・ウェルズ、ジェス・カーティス、メアリー・オヴァリーらと共に踊る。在ベルリン。
(参照: www.wasswasswass.com, www.nonfictionperformance.org, www.lowerleft.org)

アンドリューのクラス内容
インプロヴィゼーション≧コンタクト

クラスは身体の経路(body pathway)に焦点をあてたウォームアップからはじめ、心と身体のつながりを探してゆきます。続いて、他者の身体と接触しながら、塊や圧力、持続時間、位置など考えられる/起こりえる様々な変化を試します。CIという形式の理解を深め、さらなる楽しみにつながるシンプルな‘パズル’を紹介しながら、他者との接触を保つなかで、何が即興されてゆくかを共に探求してゆきます。

野口体操クラス

  
新井英夫:Hideo Arai

野口体操を創始者野口三千三に学ぶ。演劇活動を経て独学でダンスへ。表現活動とともに教育・福祉の現場や市民参加型事業において身体ワークショップを展開中。
http://blog.goo.ne.jp/karadakara


新井先生のクラス内容
「野口体操をやってみよう」

「力を抜く」「重さ」「弾み」など自然の原理から導かれた野口体操の世界を入門編としてご紹介します。「動き」のみならず、創始者野口三千三氏の「言葉」、動きのイメージを喚起する「モノ」(教材)等も合わせて立体的にお伝えする予定です。

photo :森木隆之 / 提供:知半アートプロジェクト

合気道クラス

   吉田彰:Akira Yoshida
合気会合気道四段(合気道歴23年)
柔道三段・空手少林寺拳法初段
整骨針灸院開業。
   高橋朋利:Tomokazu Takahashi
合気会合気道三段(合気道歴11年)
ボクシングを学ぶ。
(サブ講師)高橋弘子 合気道二段